ペットショップで販売されている犬猫はどこから来るの? 売れ残ったらどうなるの?


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辛い話なんですけど。

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動物を仕入れる方法

ペットショップが販売する動物を仕入れる方法は以下のとおりです。

  1. 自前でブリードする
  2. ブリーダーから仕入れる
  3. (悪質な)ブリーダー及びパピーミルから仕入れる
  4. 取引市場から仕入れる

小規模な業者ですと、自前でブリードしたり、ブリーダー同士のつながりで在庫を抱えずに販売するようなこともあるようです。

※業者が「ブリーダーから直接仕入れ」などの言葉を宣伝文句にすることがあります。広告宣伝的には、動物の健康状態に特別に気を遣っているかのような印象を与えますが、実はペットのブリーダーの公的資格はありません。動物を商品として取引する場合は、行政への届け出は必要ですが、ブリード自体は誰でも行うことができる、というのが恐ろしい現実です。

チェーン店など、ある程度の規模の業者ですと、パピーミルか、パピーミルが出品する取引市場から動物を仕入れる場合が多い、と言われています。

パピーミル、とは

ではそのパピーミルとはなにか。直訳すると「子犬工場」。

利益を最大化するために、劣悪な環境で人気犬種の子犬を量産する、悪質な子犬(子猫)生産業者のことをそう呼びます。

狭いケージ、トイレもない最悪の衛生状態、餌も最低限。そんな中で動物が最大限「生産」される。

一度「パピーミル」で検索してみてください。驚くような光景を目にするでしょう。

実は、ペットショップまで来られた子たちは、健康状態が比較的良かったから「助かった」子たち。

仕入れの際、ショップは身体が弱った子、病気と思われる子を購入する事を避けます。

つまり、かなりの数の子猫・子犬が、流通の段階、あるいは流通に乗る前に、衰弱死しているはず。はず、というのは、取引市場自体がまったくの民営で、行政による管理監督が行われていないという、これまた恐ろしい状況があるのです。

業者は利益をより多く出すために、母親の健康状態、飼育環境にコストをかけません。そのような業者を判別、評価したり、淘汰したりする仕組みもありません。

そんな中で生まれた子供の健康状態が良くないことが多いのは当然の事なのです。

よく血統種は身体が弱い、なんていいますが、ちょっと違います。ペットショップで動物を買うことそれ自体が、もともと大きなリスクをはらんでいるんです。

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ペットショップで、売れ残ったら

最近のペットショップは、値下げや、売れ残った子は廉価で譲渡するなどして、売れ残りを出さないよう努力しているそうです。が、ちょっと前までは、各地の保健所に持ち込んで行政に殺処分を依頼していました。

しかし、ペットブーム、動物愛護意識の高まりから、殺処分に対して批判が高まり、2013年におこなれた動物保護法の改正で、業者の売れ残りの受け入れを保健所が拒否する事ができるようになりました(以前は、公衆衛生の観点から、断ることができなかったっていうから驚きです)。

で、売れ残ったペットは、保健所で殺処分されなくなってどうなったかというと、業者が自分で薬物で処分して死体を山に捨てる、という状態になりました。もちろん業者に獣医師の資格はありません。

2014年11月、栃木県で大量の小型犬の死体が遺棄されたのが見つかったのを覚えていますか?

似たような事件はその後も各地で起きています。

ペットショップをなくせばいいのか、というと…

このように、ペットショップとか、ペット業界の闇は大変深いものです。

以前の私は「ペットショップをなくせばいいじゃない。万事解決」と単純に考えていました。しかし、最近は、ペット業界が怪しげな人につけ込まれちゃってるこの現状が変わらなければ、被害は形を変えるだけでなくならない、と思うようになりました。

例えば、パピーミルを経営しているのはほとんど暴力団だと言われています。ペット業界って、暴力団の資金源の一つ、なんです。

まずは闇を闇でなくすること。問題を多くの人に知ってもらうこと。そして行政の監督がきっちり入るようになること。

そうしていくためにこのエントリーを書いてみました。

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