猫の里親になろう*里親になるための条件について〈1〉


jonasjovaisis / Pixabay

ペットと里親のマッチングサイトを見ると、【条件】をたくさん出している募集を多く見かけませんか?

一例として、実際に私が里親さんを募集する際に掲載した条件を掲載してみます。

★終生家族としてかわいがっていただける方
★完全室内飼育にご同意いただける方
★脱走防止に十分な配慮をいただける方
★ペット飼育可住宅にお住まいの方
★猫の飼育について、家族の同意を得ている方
★猫が病気や怪我をした際、適切な医療ケアを約束してくださる方
★年に1~2度、負担にならない範囲で、写真付きで様子を知らせてくださる方
★アンケートと誓約書の記入・捺印に同意してくださる方
★身分証の提示に同意してくださる方
★携帯電話・携帯メールからの連絡はご遠慮ください。
★飼育環境の確認もかねて、猫は必ずお届けに上がります。

多いですね。

里親サイトを見た方は、最初はこの条件の多さにぎょっとされるようですが、必要があってみんなしていること。

これが原因で敬遠されてはもったいないので、この解説をしてみようと思います。

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条件を設定する目的

里親さんを募集する側が、このような条件を設定するのは、

1. 譲渡される人の飼育環境やペットに対する意識の確認
2. ひやかし・里親詐欺の予防

の2つの意味があります。

【終生家族としてかわいがっていただける方】

誤解を恐れずにいいますと、私は、猫を飼うことはそれほど難しいことではないと思っています。
ほとんどの猫は小さな、おとなしい生き物です。

でも、だからこそ、終生飼育は最低限の条件であると思っています。

長く飼っていれば、病気や怪我をすることもありますし、年を取れば介護が必要になったりもします。
そうなればお金もかかりますし、手間も暇もかかるようになるでしょう。
人間側が病気になったり、仕事を失ったりするかもしれません。

しかし、最後まで責任をもって家族として面倒を見る、という覚悟があれば、ほとんど大抵のことは乗り越えられます。

猫を飼うためにいちばんに必要なことは、その覚悟かもしれません。

「終生」飼育と改めてお願いするのは、天寿を全うするまで猫を見守っていただきたいからですが、里親さんに覚悟をしっかり持ってもらうという意味合いもあると思います。

本当の本当に現実として考えた場合、厳密に約束できないことだというのはみんなわかっていると思います。

今日この後、不慮の事故で死んでしまうことだってあり得るわけで、そういう時、親戚や知人に猫を確実に引き取ってもらえない人は不可、とまでは、わたしには言えません。

もしもの時のことまで考えて欲しい、とは思っていますし、お願いもしますけどね。

Alex_Arta / Pixabay

【完全室内飼育にご同意いただける方】
【脱走防止に十分な配慮をいただける方】

完全室内飼育は猫の安全のためと同時に、近隣に猫が迷惑をかけるのを予防するためにお願いする項目です。

内閣府の「動物愛護に関する世論調査」によりますと、

【ペット飼育の好き嫌い】は、

・好き(大好き+好きな方)72.5%
・嫌い(嫌いな方+大嫌い)25.1%

で、つまり4人に1人はペット嫌い。実はわたしはこれを見て、予想よりもかなり多い割合に本気でびっくりしました。

同じ調査の、【ペット飼育による迷惑】という質問の回答は、

・散歩している犬のふんの放置など飼い主のマナーが悪い(55.9%)
・猫がやって来てふん尿をしていく(37.8%)
・鳴き声がうるさい(31.7%)

ペットに対する嫌悪と同時に、飼い主に対する嫌悪も強いです。また、糞尿被害が非常に多い。

外での行動を飼い主が管理することのできない猫の場合、完全室内飼育以外に周囲への迷惑を防止する策はありません。

猫嫌いの人に猫が迷惑をかけることで、野良猫や野良犬の虐待、毒餌の散布などを誘発することもあります。
当然、人間同士のトラブルに発展することも。

動物を家の中に閉じ込めておくなんてかわいそう、と完全室内飼いを否定する人もいますが、このような状況をご理解いただき、【完全室内飼い】は必ず守ってくださいね。

そして【脱走防止】は、【完全室内飼い】とセットです。

以前は、猫の半外飼いは普通のことでした。それに加えて猫は野生が強く残っているから大丈夫と、脱走について軽く考える人もいますが、家の中だけで飼われている猫は、外で生きていくために必要な経験もなにもありません。
自動車事故や、餓え・乾き、寒さ・暑さ、ウィルス感染など、死に直結する危険も多いので、どうか脱走防止についても真剣にお考えください。

長くなったので以下は次回。

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